プレミアムモルツ講座 第二部 工場見学編 其の1@9探訪目

こんにちは水無月です。

前回はサントリー武蔵野ビール工場さんで開催されている工場見学:プレミアムモルツ講座の第一部 座学編を紹介しましたが、今回は第二部の工場見学編。いよいよビール作りの様子を実際に見学していきます!

第一部の記事はコチラ!

講堂を出て連絡通路を渡って工場棟に入っていきます。

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まずは原料の紹介です!

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ビール成分の大部分を占めるのは……勿論水!サントリープレミアムモルツは100%天然水で作られています。

しかも通常の地下水、井戸水ではなく深層地下水を使用しているとの事。

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武蔵野ビール工場の地下水汲み上げの断面図です。1000m規模で掘削して水を汲み上げています。地下水と言っても季節変動で味が変わったりするだろ?と思っていたので、逆浸透膜で作った超純水に人工的にミネラルを添加した方が季節変動がない安定した水が得られるでしょ?と思っていたのですが…深層地下水でしたか。

深層地下水であれば季節変動もなく安定したナチュラルウォーターの水源として最適ですね。

脱帽です。

次は麦芽。

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プレミアムモルツに使われる麦芽は厳選された麦芽との事。因みに前回のプレモル講座第一部で紹介されたダイヤモンド麦芽だけでプレモルは作られている訳ではありません。使われている麦芽の一部にダイヤモンド麦芽が使われているという事です。

ダイヤモンド麦芽だけで作られているのは、プレミアムモルツの上位グレードのプレミアムモルツ マスターズドリームとの事。

お次はホップ。

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プレミアムモルツに使われているホップは香り豊かなアロマホップ!

確かに華やかな香りがしますよね。プレミアムモルツは。でも、苦手なんだよな…orz

と言うことで材料コーナーが終わり、次のコーナーに進みます。

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次は仕込みです!

厳選された麦芽、ホップ、そして地下1000m級の深部から汲み出された天然水を使って仕込んでいきます!

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あの大きな釜に原料を入れて加熱して麦汁、所謂、麦ジュースを作ります。

釜に入れて熱する訳ですから……この部屋自体が暑いです!!

因みにこの部屋、工場正門から見えていたガラス張りの部屋の部分です。

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ここです!

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この行列ですが…先頭の方が何かを覗き込んでいるのが判るかと思いますが…覗き窓からタンクの中が覗けるようになっています。残念ながら、タンクに麦汁が充填されている途中でしたので、加熱されてボコボコ泡だっている姿は見れませんでした。

熱気漂う仕込み部屋を後にして次の工程に進みます。

次は発酵!やっとジュースからお酒になりますね!

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発酵は色々な加工食品に使われる手法ですので説明も糞もないですが。

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先程の仕込みタンクから麦ジュースが配管を通って発酵タンクに詰められます。更に酵母菌を充填され、酵母の分解作用で麦ジュースの糖がアルコールと二酸化炭素に分解されます。これがビールの発泡性とアルコールに繋がる訳ですね。

この分解されたばかりのお酒はまだ若いビールということで若ビールと呼ばれており、余り美味しく無いらしいです。

発酵の説明が終わり、次のプロセスに移動です。次は貯酒。

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発酵プロセスを経たばかりの若ビールは不味い……との事なので、貯蔵させて熟成させます。熟成は英語で言うところのAging。若様を加齢させて殿様にするんですね。

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実際のタンクの模型です。

3万4千リットルだと?!

350ml缶換算だと…約10万缶!!

毎日二本程度飲んだと仮定したら…5万日。

え?!約137年飲めますよ…この貯蔵タンク1つで。

まぁ、関東圏の消費量を賄う工場ですもんね。

さて、この熟成というプロセス。不明な事も未だに多いみたいです。ワイン工場見学の時もそう言ってたなー。

サントリー登美の丘ワイナリーの記事はコチラ!

ほぼ全てのお酒に共通する工程の熟成。熟成により炭酸ガスが溶け込んだり、アルコール分子と水分子のクラスターが細かくなるとか、色々な作用で味の角がとれてまろやかになるんですよね。まぁ、不明な事が多くても、加齢により角が取れるのは人間と同じですね。

強制的に加齢されて円熟味をもった殿様ビールの次の行く手は?

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通路の行き止まりが上方に壁がスライドして道が出来ました!

壁の先にはトンネルがあり、このトンネルは実際の貯蔵タンクを使ってるとの事。

137年分のビールを貯蔵させるタンクの中を潜り抜けます。

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先には実際の貯蔵タンクが鎮座している部屋が。

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ぐぉーーーー!何年分?の??ビアー!

まぁ、そんなにビールばっかり飲めないので欲しくは無いですけど。

ちょっと長くなりましたので…今日はここまでで。

では、また!

 

プレモル講座 第二部 工場見学編 其の2の記事はコチラ!

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