隠蔽捜査5.5 自覚 ; 今野 敏@9冊目

こんにちは水無月です。

今野さんの隠蔽捜査シリーズ。取り敢えず文庫化が済んでいる5.5まで読破しました。

あっという間でした。

5.5は.5と銘々されている事から、3.5的な伊丹視点で物語が進むのかと思っていると、

竜崎以外の視点という点では合っているのですが、伊丹視点だけではなく、様々な登場人物視点で竜崎を描く短編集でした。

伊丹はもちろんの事、3で恋に苦悩した美人キャリアの畠山美奈子や、竜崎と何かと反りの合わない第二方面本部管理官:野間崎等の個性豊かな登場人物から描く竜崎が面白いです。

ただ、竜崎を快く思わない人も、竜崎を頼りにしている人も、竜崎を頼りになる上司と考えている人も、みんな竜崎を優秀な人間と認めているのが面白いです。

普段は竜崎視点から相手の心情を読むのが常ですが、その相手の視点から竜崎をどう考えているか、思っているかを覗けるのは新鮮です。

隠蔽捜査シリーズの登場人物に新たなる一面、知られざる一面が加わり、登場人物をより身近に感じられる.5シリーズは是非、今後も定期的に書いて頂きたいと思います。

さて、これから何読もうかなぁ。。。

ではまた!

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