リンカーン弁護士(上)(下) ; マイクル=コナリー@13,14冊目
こんにちは水無月です。
前回の書評を書いたのがロバート=ゴダードの隠し絵の囚人(下)で日付はブログの日取りが正しければ5月の12日。その後、直ぐにこの本を買って読み始めたのですが……物凄く時間掛かりました。
ロバート=ゴダードの隠し絵の囚人についての記事はコチラ!
作者マイクル=コナリーはアメリカではかなりの人気作家との事。水無月は残念ながら全くの未読でした。
また、リンカーン弁護士という表題。主人公の名前がリンカーンと思いきや?主人公の名はマイクル =ハラーで全く異なります。
表題の由来は固定した事務所を持たず、フォードの高級車、リンカーンを事務所として移動しながら弁護活動をする弁護士だからリンカーン弁護士。
上下の二冊を読むのに1ヶ月掛かった訳だから面白くないのか?と思われがちですが、かなり面白かったです。
複線が多く、プロットが綿密なストーリーにありがちな、バックグラウンドや専門的な解説に時間が裂かれてる感じがあり、テンポは正直良くないです。
が、一度ストーリーに火がついたら一気にそれまで敷設していた、背景説明、複線を一気に回収してクライマックスまで走り続けます。
上巻はそんな事もあって、読むのにほぼ1ヶ月ぐらい掛かりましたが、下巻は数日で読み切りました。
本格的な法廷小説で、法廷での勝利を収める為の戦略、弁論で陪審員から好印象を得る為の戦術、検事との心理戦を克明かつリアルに描いていて……終盤は本当に読むのを中断するのが大変な面白さでした。
久しぶりに面白い作家に出会えたので、早速アマゾンで彼の代表作と続編を購入しました。
これから読もうと思います。
いや、本当に久しぶりに面白い作家 出会えたなぁ。と言うのが、今回の正直な書評になります。
では、また!