二番旬な鱧のしゃぶしゃぶ@44食目
こんにちは水無月です。
関東の方には余り馴染みの無い鱧。
逆に関西の方、特に京都の方にとって鱧は夏の風物詩。無くてはならない物です。
祇園祭の時期に旬を迎える鱧は、祇園祭と一緒に食されるんですよね。
湯引き、土瓶蒸しや椀物が一般的ですが、水無月イチオシの食べ方はしゃぶしゃぶ!
丁寧に骨切された鱧を出汁に潜らせると、まるで花弁が一気に開いたかの様に艶やかで、細かく刻まれた身の中に出汁が染み渡り、香りも味も芳醇そのものです。
目で見て、鼻で感じで、舌で愉しむ本当素晴らしい逸品です。
前置き長くなっちゃった!!
で、今の時期、鱧は二番旬を迎えていて、太って脂が乗っていて、あの蛋白な鱧が濃厚になります!
という事で、何時もの黒門丸一さんでお取り寄せ!
付属の出汁を鍋に空けて、1.5倍に薄め、出汁用の鱧の粗を入れて火を入れます。
煮立ってから暫くして取り出します。
余りグツグツやっちゃうと、出汁が濁りますし、臭みも出ます。
澄んだ美味い出汁の完成です!
では、食べて行きましょう!
豆腐、白菜、えのきを入れます。
鱧自体は鱧しゃぶセットに付属の粗塩とすだちを絞って食べるのが最高にお薦めです!
水無月はこれに香が素晴らしい原了郭の黒七味をホンノリ添加するのが!猛烈にお薦め!
では、しゃーぶしゃーぶしていきましょう!
骨切された鱧の身を出汁に潜らせると、、、
ふわぁっと華が開きます!
コイツに粗塩を一つまみ振り掛け、すだちをちょこっと絞り、最後に黒七味を少し添加します。
この美味さは筆舌に尽くし難い味です。
鱧の蛋白な味わいは、それ単体ではそこまで美味しい物では無いと思います。
しかし、丁寧に骨切された鱧を出汁に潜らせると、花弁が開く様な見た目のまま、才能が開花するんです。鱧の。
鱧の主張し過ぎない味わいが、鱧と同様に主張し過ぎない出汁、塩、すだち等の繊細で華やかな味わいを一つ一つ丁寧に繋げて一つの壮大な作品に仕立変化させます。
そう、まるでマエストロ。オケの指揮者ですね。
夏の鱧は優等生的な指揮者。二番旬の鱧はやや個性が立った指揮者。どちらも美味いですよ。
で、鱧以外の具材は、昆布出汁醤油と生すだち、もしくは生かぼすで作る、生ポン酢。通称生ぽがお薦め!
あ、決して生活保護の生ぽではありません(笑)
この生ぽで鍋食べると、、、どんなに美味いと評判のポン酢も見劣りします。
白菜も豆腐も絶品!黒七味を散らすと味が変化して、また美味いです!
因みに間違えて鱧を生ぽに落としてしまったのですが、、、
如何に絶賛級の生ぽでも、これは台無し。
繊細なオケの中でエレキギターをブンブンかき鳴らすかの様に調和を乱してしまい、、、台無し。お薦めしません。
あ、お酒の記載無いですね。
水無月日本酒苦手なので、焼酎のロックで頂きました。
華やかな芋の香がロックに合う富乃宝山
麦なのに繊細で甘美な香な一粒の麦をロックで!
御馳走様でした!
ではまた!
追伸
翌朝の〆は、、、
雑炊でしょ!!
まいうーです!!